矯正治療

歯並びが悪いと、歯周病や虫歯の原因になったり、顎の関節を痛めたり、成長過程の子供さんであれば、健全な顎骨の成長を阻害することがあります。

歯が本来持っている力を十分に発揮するためには、力がかかってくる方向と歯軸の間に、大きなズレが無いことが必要となります。歯周病や歯の脱離によって歯が傾き、咬合力のかかる方向と歯軸のあいだに大きなズレが生じたしまったケースでは、適切な歯軸に修正するために矯正治療が必要となります。これを怠ると、傾いた歯の歯周病は急速に進行し、早い時期に歯を失ってしまいます。

歯軸のズレてしまった歯を矯正する場合、顎全体を矯正する必要はなく、部分的な矯正で事足ります。こういう部分的な矯正治療の事を 部分矯正MTM) と呼び、額全体の矯正に比べ費用的にも、期間的にも少なくてすみます。ブリッジの支台歯として使うのであれば、歯にかかる力的な負担は非常に大きいので、傾いたままの状態で使用はするべきではありません。数週間から長くても数か月の治療期間ですみます。また、前歯など審美性の重視されるケースでも、差し歯やブリッジを作るに先立って矯正処置を施しておくと綺麗にしあがります。

育ち盛りの子供さんの場合、悪い歯並びが健全な顎の骨の成長を阻害するケースがあります。軟食や態癖などで委縮してしまっている顎骨を拡大したり、本来あるべき位置へ歯を誘導して健全な顎骨の成長を促すような矯正治療のことを 咬合誘導 とよびます。また、初期の不正咬合を正常な咬合に誘導することで本来の顎の発育が引き出され、大がかりな矯正治療を未然に防ぐ効果も期待できます。

 

私の矯正体験記 元従業員(受付)の鈴木魅久です。受け付けは笑顔が大切な仕事です。でも、以前から前歯の歯並びが気になっていましたので、先生にお願いして矯正をしていただきました。前歯が唇からはみ出してしまいます。

 エキスパンションスクリューという歯並びを広げる装置と、マルチブラケットという歯並びを揃える装置を使って矯正しました。

 笑顔に自信が持てるようになりました。