インプラント治療

現代の歯科治療では、歯周病や虫歯で歯を失ってしまった場合、治療法として三つの選択肢があります。 1)ブリッジ  2)インプラント  3)入れ歯  の三つです。それぞれに長所と短所がありますが、インプラント治療の決定的な長所は、「インプラントは力の足し算である」という事です。

たとえば歯周病で歯を失ってしまったケースを考えてみましょう。もしこれをブリッジで補綴した場合、失ってしまった両側の歯を削ってつなぐ事になるのですが、結局両側の歯への負担は増えることになります。負担の増加は歯周病の助長につながります。これがインプラントだと状況は変わります。失った歯に代わってインプラントが加わると、両側の歯への負担は減少し、歯周病が改善される可能性がでてきます。

もちろん事前に、歯周病の治療 ・ 口内環境の改善 ・ 自己管理能力の確立 など、やるべき事はきちんとやっておく必要があるのですが。

またインプラント治療は、インプラントを植え込むに十分な骨がないと、長持ちしないばかりでなく、無理な手術は危険でもあります。当院では、手術に先立って診断の段階からCT撮影をすべきであると考えています。

 

当院のインプラント治療導入は、平成9年にさかのぼります。私の所属するインプラント学会において、認定医に課される症例の報告は30症例以上とされています。また一般に、インプラントの術式に熟達していると考えられる症例数は50症例以上といわれています。当院の症例実績はこれらの症例数をはるかに上回っていますので、どうぞ安心して治療を受けてください。

従来の治療

歯が1本抜けた場合

歯が数本抜けた場合

歯が全部抜けた場合

歯が1本抜けた場合
周りの健康な歯を削ってブリッジにします。

歯が数本抜けた場合

入れ歯を固定するための針金が、見た目にも機能的にも不快です。

歯が全部抜けた場合

入れ歯がズレたり、食べ物が内側に入って痛かったりします。

インプラント

歯が1本抜けた場合

歯が数本抜けた場合

歯が全部抜けた場合

歯が1本抜けた場合

健康な歯をまったく削ることなく、歯のない部分にインプラントを入れます。

歯が数本抜けた場合

針金付きの入れ歯ではなく、歯の無い部分に適切な数のインプラントを入れ、固定式の人工歯を取り付けます。

歯が全部抜けた場合

数本のインプラントを入れて、入れ歯の固定源となる維持装置を取り付けます。

歯の無い場所にインプラントを植えることにより、以前のようにしっかりかむことができます。残っている大切な歯を削ることなく新たな歯ができる治療です。
インプラントは自費治療(保険外)になります。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。